放課後デイ等でのピアノレッスン
発達障害のお子さまの支援にピアノ🎹を用いた療育がされている音楽特化型放課後デイサービスもあるのですが、音楽や絵画を用いた療育についての今後の方向性を検討された内容が公表されています。
以下厚生労働省のホームページからの引用です。
ピアノや絵画の支援は、将来の生活を豊かにすることにもつながり、こどものウェルビーイング を高めるという点において意味があるとも考えられるが、これらのみを提供する支援は、公費に より負担する児童発達支援として相応しくないと考えられる。
児童発達支援においては、総合的な支援を提供することを前提としていることから、ピアノや絵 画等の支援の提供にあたっては、事業所の活動プログラムや個人に対するアセスメント、個別支 援計画において、5領域とのつながりを明確化した支援内容とした上で提供することが必要である。
習い事については、インクルージョンの推進や共生社会の実現等の観点からは、受け入れ先 で合理的配慮がなされ地域の子と一緒に通うことが望ましい。障害児支援による後方支援を進め、事業者の合理的配慮の提供やインクルージョンの取組を推進することが重要である。
厚生労働省ホームページからの引用
下記にリンクを貼っておきますね
第11回「障害児通所支援に関する検討会(オンライン開催)」資料 令和5年3月13日より
https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001070737.pdf
レッスンの現場でも、自分が子供の頃と最近とでは習いにいらっしゃる方の多様化が非常に進んだ事もあり、ニーズも様変わりして来ているのを感じてます。
でも、町のお教室でどこまで多様化する生徒様の対応できるか?と言われると…まだまだ正直かなり難しいのでは?っと思ってます。
音楽って、癒される、脳育にいいなど色々な効果があると言われていますが、私が習っていた頃にはそういった目的でレッスンに通う方は極めて限定的だったように思います。
そして講師も、学生時代は演奏について学んでいて、現場に出ても個別に教育法について学ぶ人は学ぶ…といった感じが主流です。
現状はそんな感じで、多様な生徒様すべてに、責任を持って指導しろと言われたら現段階では「無理です」と答えざるを得ないと思います。
子供にとって本当に良い音楽レッスンというのが、今のままで制度では、提供できるのかはとても不安に感じてます。
どのような障害がどのような症状や傾向がみられるのか?どのような対処法楽器ベストなのか?など、私をはじめほとんどの音楽講師には全く知識がありません。
音楽教室の講師がレッスンでの支援について不安に感じたり、疑問に思う事があった時にすぐに専門家に質問できるような受け皿のような機関があるといいのでは?っと思っています。
音楽教室をはじめ色々な教育機関も、多様な人々を受け入れる為に今までとは違う取り組みが求められる時代になってきたのかもしれませんね。